今や誰もが使うコミュニケーションアプリ「LINE」。
その中でも、会話を盛り上げるのに欠かせないのが「LINEスタンプ」です。
実は、このLINEスタンプ、自分で作って販売できることをご存知でしょうか?
絵を描くことが好きな方、デザインが得意な方にとって、LINEスタンプ販売は、趣味を活かして副収入を得られる魅力的な副業です。
LINEスタンプ販売の基本から、稼げるスタンプ作りのコツ、具体的な販売手順まで、プロの視点で徹底解説します。
イラスト経験のない初心者でも、この記事を読めばLINEスタンプ販売の世界に足を踏み入れることができます。
オリジナルのLINEスタンプで、クリエイティブな副業ライフを始めてみませんか。
毎月の見込める利益
LINEスタンプ販売の利益は、販売価格からプラットフォーム手数料などを差し引いた金額となります。
例えば、LINEスタンプ販売の分配率は、クリエイターには販売価格の約35%となります。
しかし、分配額から源泉所得税、また場合によっては復興特別所得税が差し引かれます。
2023年12月現在、スタンプは1セット120円から610円の間で販売価格が設定できますが、そのうち120円のスタンプが最も売れやすいとされています。
仮に1セット120円のスタンプを販売した場合、35%である42円がクリエイターの取り分です。そこから源泉徴収税を引いた金額、約37.7円が1セット売れた場合の利益となります。
月に100セット売れれば約3,770円、1,000セット売れれば約37,700円の利益となります。ただし、これはあくまで一例であり、スタンプの人気度や販売数によって大きく変動します。
トップクリエイターの中には、月に数百万円を稼ぐ人もいますが、これは稀な例です。
毎月の売上
毎月の売上は、販売したスタンプの数と価格によって決まります。
120円のスタンプが月に100セット売れた場合は12,000円、1,000セット売れた場合は120,000円となります。ただし、売上を伸ばすには、ユーザーのニーズを捉えた魅力的なスタンプを制作し、継続的にリリースすることが重要です。
毎月のランニングコスト
LINEスタンプ販売におけるランニングコストは基本的にかかりません。
スタンプの制作に必要な画材やソフトウェアは初期費用として発生しますが、一度揃えてしまえば、継続的な費用は発生しません。ただし、販売促進のために広告を出稿する場合は、別途広告費がかかります。
プロが教える稼ぐコツ
1. トレンドを意識する: 流行りの言葉やキャラクターを取り入れたスタンプは、多くのユーザーの目に留まりやすく、購入されやすい傾向にあります。SNSやニュースをチェックして、トレンドをいち早くキャッチしましょう。
2. ターゲットを明確にする: 誰に使ってもらいたいかを明確にすることで、スタンプのコンセプトやデザインが定まります。「女子高生向け」「ビジネスマン向け」「主婦向け」など、具体的なターゲットを設定しましょう。
3. ニッチな市場を狙う: 競合の少ないニッチな市場を狙うのも有効です。例えば、「特定の趣味に特化したスタンプ」や「方言スタンプ」などは、コアなファンを獲得できる可能性があります。
4. 使いやすさを重視する: 日常会話で使いやすいスタンプは、購入後の利用頻度が高く、リピート購入にもつながります。「おはよう」「お疲れ様」「ありがとう」などの挨拶スタンプは、定番ですが需要が高いです。
5. ストーリー性を持たせる: スタンプを組み合わせて使うことで、一つのストーリーが展開されるようなスタンプセットは、ユーザーの興味を引きます。キャラクターの設定や関係性を工夫してみましょう。
6. オリジナリティを追求する: 他のスタンプにはない、独自のアイデアやデザインを追求することで、差別化を図ることができます。自分の個性や強みを活かしたスタンプ作りを心がけましょう。
7. 継続的にリリースする: 定期的に新しいスタンプをリリースすることで、ユーザーの関心を維持し、ファンを増やすことができます。週に1セット、月に4セットなど、目標を決めて制作してみましょう。
8. SNSで宣伝する: TwitterやInstagramなどのSNSで、スタンプの宣伝をすることも重要です。ハッシュタグを活用したり、スタンプを使った投稿をしたりして、多くの人に認知してもらいましょう。
メリット
- 自分のペースで作業できる: 自分の好きな時間に、好きな場所で作業できるので、本業や家事・育児との両立がしやすいです。
- 趣味を仕事にできる: 絵を描くことが好きな人にとって、自分の好きなことを仕事にできるのは大きな魅力です。
- 初期費用が少ない: パソコンとイラスト制作ソフトがあれば始められるので、他の副業に比べて初期費用を抑えられます。
- 世界中の人に使ってもらえる可能性がある: LINEは世界中で利用されているため、自分の作ったスタンプが世界中の人に使ってもらえる可能性があります。
- クリエイターとしての実績になる: LINEスタンプの販売実績は、イラストレーターやデザイナーとしての実績としても役立ちます。
デメリットと大変なこと
- 必ず売れるとは限らない: 多くのクリエイターがスタンプを販売しているため、競争が激しく、必ずしも売れるとは限りません。
- 収益が安定しない: 売上はスタンプの人気度に左右されるため、収益が安定しない場合があります。
- 審査に時間がかかる場合がある: スタンプの販売にはLINEの審査が必要であり、審査に時間がかかる場合があります。
- リジェクトされる可能性がある: LINEのガイドラインに違反しているスタンプは、審査でリジェクトされる可能性があります。
- アイデアを出し続ける必要がある: 継続的に売上を伸ばすためには、新しいアイデアを出し続け、スタンプを制作し続ける必要があります。
おすすめする人
- 絵を描くことが好きな人
- デザインが得意な人
- コツコツと作業を続けられる人
- 自分のペースで働きたい人
- トレンドに敏感な人
- 副収入を得たい人
- クリエイティブな仕事をしたい人
必要な資格
LINEスタンプの販売に特別な資格は必要ありません。
LINEアカウントと、スタンプ制作に必要な環境(パソコン、イラスト制作ソフトなど)があれば、誰でも始めることができます。
どうすればできるかの詳しい手順や段取り
- LINE Creators Marketに登録する: まずは、LINE Creators Marketにクリエイターとして登録する必要があります。登録は無料です。
- 制作ガイドラインを確認する: LINEスタンプには、サイズやファイル形式、禁止表現などに関するガイドラインがあります。制作を始める前に必ず確認しましょう。
- スタンプのコンセプトを決める: 誰にどんな場面で使ってもらいたいかを考え、スタンプのコンセプトを決めます。
- スタンプを制作する: イラスト制作ソフトを使って、スタンプを制作します。必要なスタンプの個数は8個、16個、24個、32個、40個から選択できます。
- スタンプの情報を登録する: タイトル、説明文、販売価格などを登録します。
- スタンプの審査を申請する: 制作したスタンプをLINEに提出し、審査を受けます。
- スタンプを販売する: 審査に通過すると、LINE STOREでスタンプが販売開始されます。
- プロモーション: SNSなどを通じて宣伝活動をしましょう。
まとめ
LINEスタンプ販売は、絵を描くことが好きな人にとって、趣味を活かして副収入を得られる魅力的な副業です。
初期費用が少なく、自分のペースで作業できるため、本業や家事・育児との両立もしやすいです。ただし、必ずしも売れるとは限らず、収益が安定しない場合もあります。成功するためには、ユーザーのニーズを捉えた魅力的なスタンプを制作し、継続的にリリースすることが重要です。
ここで掲載してきたコツを参考に、あなたもオリジナルのLINEスタンプで、クリエイティブな副業ライフを実現しましょう。